「垂直庭園」が実現する植物との共生

Patrick Blanc(パトリック・ブラン)公式サイト:Vertical Garden

暖かくなりベランダの植物たちが花をつけ、新しい葉が芽吹いてきました。
今回のトピックスは建物の壁に植物を植える「垂直庭園」の先駆者 Patrick Blanc(パトリック・ブラン)さんをご紹介させていただきます。

植物学者であり垂直庭園アーティストのパトリック・ブランさんは、自らの科学的な研究に基づき壁面緑化を表現するフランス出身のアーティスト。
パリ郊外で育ったブランさんは、小さい頃から魚や植物が大好きで、12才の頃自宅の水槽から天井にかけて初めて植物の壁を完成させたそうです。その後パリと世界中の熱帯雨林を行き来し、フランス国立科学研究センターで植物を過酷な環境に適応させることを研究、その科学的なアプローチから芸術と科学を見事に結びつけた垂直の生態系を実現させました。

彼のすごいところは、植物の壁をただ眺めるアートとするだけではなく、そこにエコシステムを作り上げてしまうところ。
地元の植物を選定し、微生物や小動物が住み着き死骸や糞までもが循環していく生態系が生まれます。

作品を集めて紹介してくれているページ

日本での主な作品
2004年、金沢21世紀美術館で「緑の橋」
2011年、東京・南青山「CoSTUME NATIONAL」

さて、どうやって垂直庭園をつくっているのかというと、建物の外壁などに特別なフェルトを貼って植物を植え込みます。水は屋上から与えることができるので合理的。年数回のメンテナンスで維持できるそうです。

「垂直庭園」は「Vertical Garden」(植物の壁)とも呼ばれ、屋内外はもちろん人工照明があれば地下でも維持可能ということです。庭園自体が湿度を高める効果もあるようで冬の季節は乾燥する室内にもよさそう!

活動は多岐にわたりジャン・ポール・ゴルティエ氏と植物のドレスをつくったり、ホームページをみるとファッションもとってもおしゃれです。

ヘアデザイナーとして注目すべきはパトリックさんの「グリーンメッシュ」。まさに生き方を体現したヘアスタイルでおそらく世界一似合っています。

家庭用の壁面庭園もすでに開発されています。考えてみるとヘアサロンの内装としてはぴったり。
日本でもブランさんに植物の壁を依頼できる代理店があるようです。

植物との共生は大切にしていきたいテーマ。
いつか植物に囲まれて働いたり生活できることを楽しみにしています。




コメントは受け付けていません。